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トゥレット症候群の治療・効果・患者様の声
症例

トゥレット症候群の患者128名
取穴:百会、前頂、承霊、懸顱、後頂、太陽、風池、人中、神庭、印堂、大椎、内関、合穀。

菊池君 男子 14才 江東区在住

6ヶ月前から、頭を捻ったり、前屈したりするようになり、興奮したときに増加し、集中しているときに少なくなります。睡眠中にはほとんど見られませんでした。ピアノの発表会などの緊張場面で強まることがよくあり、ピアノの発表会を辞めることもしばしばでした。

病院でトゥレット症候群と診断されました。お母さんに連れてこられて、当院の鍼灸治療を受けました。3週間後、頭を捻ったり、前屈したりするような症状が無くなり、さらに5週間の鍼灸治療を受けた後、興奮した時や緊張した時もまったくチック症状が出なくなり、ピアノ発表会などの緊張場面でもチック症状の出ることがなくなり、心配していたお母さんもやっとホットしました。

効果

治癒した例、改善した例を合わせると85%は経過がよいと考えられます。多くは5-7回針灸治療でかなり症状が軽減されます。

鍼灸臨床経験

中国医学鍼灸院では、多くのチック患者の症状を回復させてきました。今も多くのチック患者が通っていらっしゃいます。チック患者の一人一人の症状に合わせて、中国医学鍼灸院はきめ細かい針灸治療を行っています。針灸治療の結果、チック患者の生活の質と予後はかなり良好です。

多くのチック患者は運動性チックと音声チックを止めることが可能になりました。トゥレット症候群が早期鍼灸治療を受けますと、ほとんどは1年以内で治ります。慢性トゥレット症候群であっても、鍼灸治療で、50%は完全に治り、20%はある程度改善されますので、あまり心配することがないです。

鍼灸治療メカニズム

鍼灸治療で、ドパミン系神経の過活動を抑制すると考えられます。

西洋医学的な治療
  1. 薬物

    単純チックには、クロナゼパムやジアゼパムなど、穏やかな作用の鎮静薬であるベンゾジアゼピン系が有効です。重症のチックの場合、たとえ精神病が原因でなくても、チックを抑制するために抗精神病薬が使用されます。

  2. ボツリヌス毒素注射

    ボツリヌス毒素をチックが起きている筋肉に注射すると、異常な動作とそれに先立つ衝動が抑制されます。ボツリヌス毒素はボツリヌス中毒を引き起こす細菌の毒素で、筋肉を麻痺させるのに使われます。

患者様の声
岸様 男性 13才 (母親より)

お陰様で岸君のトゥレット症状が治って、今1年経ちました。4年前から岸君は、勝手に声が出てしまい、自分が考えている事も出てしまいます。それだけではなく、見たものをそのまま口に出してしまい、同時に汚言症にもなり、自分の汚言症による暴言で相手を傷付けてしまうことを恐れ、人前に出ることを避けるようになりました。

自己が望んでもいないのに、何の脈絡もない人に突然目の前で暴言や卑猥な言葉を浴びせる形になり、そんな相手を傷付ける自分が嫌になり、自己嫌悪に陥ました。偶々、雑誌の紹介記事を見て、中国医学鍼灸院の鍼灸治療をお願いしました。

2ヶ月後、変な声をだすことやビートたけしみたいな首ふりをすることが無くなり、3ヶ月後は、汚言症も無くなり、学校にも行けるようになりました。藁をもすがる思いで、先生の鍼灸治療をお願いしましたが、こんなに確実に結果を得る事ができ、感謝の気持ちで一杯です。 本当にどうもありがとうございます。
(以上御本人の承諾をいただいて掲載いたしました)